富士山の総合学、それが「富士山学」です。
一般社団法人「富士山学協会」代表理事 渡辺豊博
富士山は、多様な価値が複合的、重層的に絡み合っている山。 文化、歴史、宗教性などを有し、地勢、地質、水理といった自然科学からも大きな魅力を備えています。 さらに富士山の恵みをベースにした人々の暮らし、産業があり、経済や環境社会学の側面からも興味深いものがあります。 加えて、神秘的な癒し効果や元気を注ぐパワースポットとしての不思議性も内在している……、すなわち富士山は沢山の学部を持つ総合大学なのです。 これらの膨大な富士山情報を総合的、体系的、学術的、学際的にまとめたものが「富士山学」です。
渡辺 豊博(わたなべ とよひろ)
1950年生まれ。東京農工大学農学部を卒業後、静岡県庁に入庁して、農業基盤整備事業などを担当。2007年に農学博士号を取得し、2008年より都留文科大学社会学科教授。市民活動論や富士山学などを開講している。2016年より都留文科大学特任教授。 本業の傍ら、富士山に関係する4つのNPO法人の事務局長職を歴任。「富士山クラブ」、「富士山測候所を活用する会」、「三島ゆうすい会」や「グラウンドワーク三島」などの活動を通して、地域づくりや水辺再生を仕掛ける「まちづくりプロデューサー」の役割を、全国に先駆けて先導している。

富士山の世界遺産登録と再生を目的に「富士山を世界遺産にする協議会」、「富士山を世界文化遺産にする国民会議」のコーディネーターを担い、NPO法人「富士山クラブ」、「富士山エコネット」、「富士山測候所を活用する会」の事務局長として多様な富士山への取り組みを企画・先導しています。2001年には、NPOとして初めて山頂に環境バイオトイレを設置しました。
富士山には中学2年生のときから88回の登山経験があり、ふるさと静岡県三島市でもNPO法人「グラウンドワーク三島」を主宰し、源水の都・三島の環境改善活動に奔走中です。さらに2006年に「富士山学」を日本で最初に開講。「富士山学への招待」(春風社)などの著書があります。

このように、趣味は「 NPOの事務局長 」。
「アクション(行動)・パッション(情熱)・ミッション( 理念)」の実践が信条です 。
ふるさと再生と、富士山再生を人生の目標に掲げています